半田の街並みを望み楽しむために計画されたこの住宅は、一見すると
平屋建ての様にも見えるが、傾斜地に建つため、2 階を道路面から見て
ワンフロアで繋がる様に計画し、1 階は基礎部分と帰省時の子供部屋を
兼用している。道路面から見たこの住宅は、こじんまりと佇み、風景
に溶け込むように建ち、更には塀を建てないことで空地を街並みに提
供している。また、半田の運河沿いには焼杉の倉庫が建ち並び景色を
形成していることから、この住宅の外観にも焼杉を使用し、半田らし
さを出している。